目次
はじめに
2020年10~12月期に投資の神様ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイが新規株を追加購入したと言われるVZ(ベライゾンコミュニケーションズ). 今回はVZが一体どんな事業を行っており,どんな財務状況なのか,そして10年後の株価の予想を紹介していきます.また私なりになぜバフェット氏はこの時期にこの企業の新規株を購入したのか??考察していきます!
企業紹介
VZ ベライゾンコミュニケーションズは,アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く大手電気通信業者です.米国に1億1千万人以上の加入者をもつ米最大の携帯事業者ベライゾンワイヤレスを参加にもつ企業です.また従業員は約18万人,売り上げは約18兆円です.アメリカを代表する大企業の1つであり,ダウ30銘柄にも含まれています.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BA
・アメリカ国内の通信事業者シェア率
日本の携帯事業と言えば,docomo,au,ソフトバンクの3社が有名ですが,アメリカにおいても同じように3社が通信事業市場の大部分をシェアしています.そこで米国の携帯事業のシェア率を示します.
ベライゾンワイヤレスはシェア率が最も高く約42%となっています.日本でいうところdocomoのようなイメージでしょうか?またT-Mobile USは他の2社に比べて新しい事業者であり,日本でいうとソフトバンクのようなイメージですかね??
株価推移
finviz.comより・過去10年間の財務推移
VZの過去10年間の財務推移を見ると基本的にはEPSが増加していることがわかります.また株価も同様に増加しています. 一方BPSは2015~2017年の間に大きく下落するなどあまり安定していません.
・10年後の予想株価と期待収益率
先ほどのデータをもとにVZの今後の株価を予想していきます. 10年後2030年の予想株価は1099~10670ドル となりました!また取得コストを1株58ドルとすると期待される収益率は,なんと24.5%~68.3% となりました!! おお、すごい計算結果になりました。。。
まとめ(バフェット氏がVZ株を購入した理由の考察)
冒頭でも触れましたが,投資の神様ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイは2020年10~12月期にVZ株を追加購入しています。しかも追加購入額は8.6ビリオンドル 日本円に換算すると約8600億円になります. バフェット氏の追加購入に関する記事https://media.monex.co.jp/articles/-/16175 では,なぜバフェット氏はこのタイミングでVZの株式を追加購入したのか?これは今までの記事を読んで頂ければわかるのですが,このブログが"バフェットの銘柄選択術"という本に従って株価を分析しているからに他なりません. この手法に従ってこれまで10近い企業の米国株銘柄分析を行ってきましたが, VZはこれまでの企業の中で最も高い期待収益率となっています. つまりこの本に記されている手法(当ブログの銘柄分析方法)は少なからずバフェットが投資する銘柄を選考する際の特徴をよく捉えており,本質を掴んでいるのだと思いました. まぁなので先ほどの記事にあるような5G事業の広がりへの期待などは本質ではなく,過去の財務情報からこれから先、算定した収益をあげるだろう 、言い換えると 数字的に見てVZが投資に適している!!ということであると思いました! まぁ考察になっているのか微妙ですが。。。こんな感じです ※くれぐれも投資の実施については自己判断でお願い致します。
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